【2024】年齢で選ぶ?ブラックフォーマル(喪服・礼服)、デザインの選び方③おしゃれミセスの為の喪服(50代~60代)編
みなさん、こんにちは。
連続で特集してきた「ブラックフォーマル(喪服・礼服)デザインの選び方」の第三段!!
最後はやっぱり、おしゃれミセス(50代~60代)の為の喪服ですよね。
「これからの自分の為に!!」と思ったのですが、まずは、自分の母親の喪服を確認してみようとクローゼットへ。
(ちなみに母は、60代主婦です。)
母親の持っている喪服を見てみると、案の定…。
前回の◆自分のブラックフォーマルを(喪服・礼服)を確かめよう!!でのチェックポイントで書いたとおりの状況でした…。(フォーマルマニアとして恥ずかしいぐらい…。)
・保管目的の厚い肩パット
・動きやすさ、体型の変化を加味した余分なゆとりのサイズ感
・クリーニングや長期保存による色の劣化
が見られ、いかにも10年前に購入しましたというブラックフォーマル(喪服・礼服)でした。
>>前回の記事はこちら
今のミセス世代はまだ兄弟や親戚、知人も多い為、ブラックフォーマル(喪服・礼服)を着用する機会も多いです。
もう少しすると、喪服を着用する機会が増えだす頃でもあります。
最近では、家族葬や小さなお葬式、直葬など式自体を縮小する傾向が強いですが、やはり世代を考えると最後のお別れはしたい気持ちは強いと思います。
気持ちはあるのに、家にあったものを着てきましたでは少し残念な気もします。
では、ミセス(50代60代)はどういう点を見直してブラックフォーマル(喪服・礼服)を選べば良いのでしょうか?
また、ブラックフォーマル(喪服・礼服)には、3種類ありますので、購入する時のご自身の立場を加味する必要があります。
今回は、その中の略正装をベースにご紹介していきます。
>> 喪服の種類についての記事はこちら
お持ちのブラックフォーマル(喪服・礼服)を見直す
サイズ感、シルエットバランスは合っているか?
女性は年齢を重ねるにつれ、妊娠・出産とライフスタイルの変化に加え、ミセス(50代60代)は長年の重力の影響もある為、悔しいですが体型変化が進みますよね。
そうなると若い頃に購入した洋服が体に合わなかったり、ちょっと無理矢理着ている感じになったり…。
特にブラックフォーマル(喪服・礼服)は頻繁に着るものではないので、急に必要になるとサイズ・デザインの違和感が大きく感じると思います。
喪服にもシルエットバランスにもトレンドがあるので注意したいところですよね。
最近では、ビジネススーツ同様、フィット感のあるタイプが主流になってきています。
前まで良く言われていた、一回り大きいサイズを選らぶというよりは、着た時に動きづらくないか?小さく感じないか?を重視します。
最近のブラックフォーマル(喪服・礼服)の特徴としては、
・生地の軽量化
・肩パットの薄さ
が、あります。
長時間の着用が楽になる着心地の作りになっているので、昔ほど大きいサイズを選ぶ必要はありません。
ジャケットやワンピースの丈感は、その時のカジュアルトレンドによって変わってきます。
(もちろん、ブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーやルールの範囲内で。)
デザインが「今」の自分に合っているか?
若い頃に購入したブラックフォーマル(喪服・礼服)だと、年相応の「可愛らしさ」や「若々しさ」があるデザインを勧められたり、選んだりすると思います。
また、30代~40代に選んだタイプだと自分のライフスタイルに合ったものだったり、自分が好きなデザインを選びますよね。
買い替えを考える50代~60代は、「立場」に合ったデザインかどうか?が重要になってきます。
近年の女性の立場は様々になってきているので、葬儀に参列する際の故人との関係、参列者との関係も親族内だけとは限らなくなりました。
なので、50代~60代女性はプライベートや仕事でも「きちんと感」を求められます。
そういった意味での、「今」の自分にあっているか?という見方になります。
では、ミセス(50代~60代)がブラックフォーマル(喪服・礼服)を選ぶ際に大切な事とはどんな点でしょうか。
上記にも記載した様に、20代・30代・40代とは違い、50代~60代になるとフォーマルシーンの経験も増え、知識も試されます。
また、社会的な立場や親族内での立場も確立されている為、他からの目が厳しくなる年代です。
葬儀参列は故人とのお別れはもちろんですが、そういったセレモニーの場のマナーを大切に思う方もまだまだ多くみえます。
マナーを守っていた装いだとしても、着古された感じや体型に合ってない場合でも注目の的になってしまう恐れがありますよね。
ミセス(50代~60代)のブラックフォーマル(喪服・礼服)にもトレンドがあります。
では、どういったポイントを抑えれば良いのでしょうか?
「立場」と「トレンド」を加味した喪服選びの3つのポイント
50代~60代のミセス世代は、年齢を重ねた女性の魅力が溢れ出すのと同時に、周囲の目線が大人の女性として見られることがベースになりますよね。
その上で、ブラックフォーマル(喪服・礼服)を着用する際、上質な素材を品良く着こなすことが出来るのも重要になってきます。
「品格」を表すのは、
①素材
②デザイン
③シルエット
をポイントに選ばれる事をおススメします。
例えば、気に入ったデザインを購入しても、素材の色が白っぽかったり、体型に合わず着られている印象だったりすると、借りてきた服の様に見えてしまい上品さに欠けてしまいます。
①の素材について
ブラックフォーマル(喪服・礼服)は、濃染加工と呼ばれる特殊な染め方をしたブラックフォーマル(喪服・礼服)専用の素材を使用しています。
カジュアル着やビジネススーツの「黒」と比べると黒の深さが深い事が特徴です。
マナーとしては、黒の深さが深いほど故人に敬意を表すと言われています。
高級なものだと、微光沢素材やジャカード素材など生地自体の表面に表情があるものもありますが、一般的なブラックフォーマル(喪服・礼服)素材は、無地と呼ばれるマットな素材が主流です。
上の写真の左側がブラックフォーマル(喪服・礼服)の専用素材(濃染加工素材)で、右側がビジネススーツの黒い素材です。
やはり並べてみると色の差がはっきりと分かります。
ということは、間違った色味のブラックフォーマル(喪服・礼服)を選び、葬儀等に参列した際、周りの参列者と比べると浮いてしまいます。
50代~60代になると、どうして体のラインが気になるという方も多いと思います。
また、人によっては気になる部分も様々です。
素材やシルエットは気に入っても、自分がこだわっている部分をカバー出来ないと参列中も気になりますよね。
せっかくの故人とのお別れの場なので、そちらに集中し、思い出を振り返りたいもの…。
ここでは、一般的に言われる気になる部分をカバーするデザインをご紹介します。
①首回り
50代~60代になると、首にしわが増えたり、若い頃と違いハリが無くなったりと年齢が一番出やすい場所が首だとも言われています。
なので、普通のノーカラージャケットやV開きの大きなジャケットを選ぶと、その部分を強調しがちです。
後ろスタンドカラーやスタンドカラー、フリルカラーなど首回りをデザインで覆うようなブラックフォーマル(喪服・礼服)がおススメです。
②お腹周り/腰回り
女性の一番気になる部分と言っても過言ではない、お腹周りと腰回りをカバーするデザインは、中づりの仕様です。
ブラックフォーマル(喪服・礼服)特有の仕様なのですが、ブラウスを着ている様なデザインのワンピースです。
お腹周りに1枚布があるだけで、ラインを拾いにくくするのでおススメです。
葬儀参列や法要など、会場への移動も含めるとブラックフォーマル(喪服・礼服)の着用時間は意外と長くなります。
普段着慣れていない喪服を長時間着用するのは、50代~60代にとっても疲れますよね。
しかし一番の問題は、後ろファスナーのワンピース。
普段かぶりタイプ(ファスナー無し)の洋服を着ている方には開閉が辛い…。
(私も普段着はニットやゴムなどの仕様が多いので、たまに着る後ろファスナー仕様は一人では上げれません…。)
紹介するこの仕様もブラックフォーマル(喪服・礼服)特有の機能なのですが、デザインに隠した前開きファスナータイプのワンピースです。
こちらのタイプであれば、一人での着脱も楽に行えます。
また、ちょっとした小物を収納出来るように、ワンピースにポケットが付いているブラックフォーマル(喪服・礼服)もあります。
ハンカチや念珠など、とっさの時にしまえる場所があると女性にとっては嬉しいですよね。
着る瞬間から着用時にも便利な仕様や機能もブラックフォーマル(喪服・礼服)を選ぶポイントとして押さえておきたいポイントです。
では、私の母親に向けて選んだ際の具体的なサイトと商品をご紹介します。
50代~60代の女性の方へ、ブラックフォーマル(喪服・礼服)を選ぶ際の参考になれば幸いです。
リアル店舗でしか購入したことの無い母親なので、
なので、そのポイントも踏まえて紹介していきます。
「ブラックフォーマル(喪服・礼服)を買う」と言った時に思い浮かぶのが、百貨店や大型量販店(イオンモールや駅ビル)などですよね。
広い売り場に、真っ黒の陳列…。
購入目的で見るのは良いのですが、下見のつもりでお店に立ち寄ると販売員さんがしっかりと付いて丁寧に教えてくれます。
(実は私はこれが苦手で通販サイトのブラックフォーマル(喪服・礼服)に興味を持ちました。)
とてもありがたいのですが、時間がない時や予算に余裕がない時はとても気まずい気分になります。
最近では、そういったリアル店舗でも販売しているフォーマルメーカーさんの通販サイトもあるので、クオリティ的には安心して選べると思います。
しかし、値段(安価)やサイトの説明(過剰な説明)、写真(分かりづらい雰囲気重視)などカジュアルと同じで、届いた後に残念な気持ちになるブラックフォーマル(喪服・礼服)もあるので要注意です。
あまり着ないから…といって、値段重視で選ぶと、ジャケットの前端はヨレヨレだったり、シワがとれないなんてことも少なくありません。
特に、50代~60代の大人の女性には注意して頂きたいポイントです。
通販サイトの選び方
①サイトの運営会社のチェック
②会社やブランドコンセプトの明記
③商品説明に詳細なディティールがある
④寸法表記が分かりやすい
⑤自宅にて試着が出来る
を基準に私はブラックフォーマル(喪服・礼服)の通販サイトを選んでいます。
特に①と②は、リアル店舗を展開していたり、オリジナルの企画、フォーマル専門の縫製工場などの説明があるとクオリティ的には安心した商品が届く事が多いです。
通販サイト側も、安心して欲しいという気持ちで説明や会社名を出している事が伝わりますよね。
下記が今回、母親が購入するにあたって比較した通販サイトになります。
01.Lurco/ルルコ
まずは、こちらの通販サイトフォーマルショップ Lurco(ルルコ)になります。
こちらを選んだ理由はブラックフォーマル(喪服・礼服)の商品はもちろんのこと、フォーマルサイトでは珍しい運営者の顔が見える事です。
オンライン接客と題し、メールや電話のほかに、テレビ電話にて相談を受けてくれるようです。
実際にはそのサービスを使用してはいませんが、サイトを運営したり、商品を作っている人の顔が見えるのは安心しますよね。
購入した後の対応も信用出来たので、Lurco(ルルコ)を選びました。
運営会社 | 株式会社Lurco/ルルコ |
会社説明/コンセプト | フォーマルの企画/販売まで行ったスタッフが直接運営する通販サイト フォーマル専門の工場と提携し、オリジナルの商品を展開 |
商品説明 | 各アイテムに、デザインやディティール、仕様の詳細有り モデルの試着動画もある為分かりやすい |
寸法表記 | 〇 |
試着 | 500円で2着可能 ※試着チケット購入で返送時の送料無料 |
実際に選んだ商品はこちら↓↓↓
02.メアリーココ
次に、こちらの通販サイトフォーマル専門店メアリーココになります。
こちらを選んだ理由は、もともと婦人服スーツの縫製工場さんなので商品のクオリティにも信頼がおけます。
実際の商品作りの様子やスタッフさんの思いも伝わる説明が安心感がありました。
上品なフォーマルらしい写真やデザインが印象的で、50代~60代の女性(母親)には好印象だったみたいです。
運営会社 | 株式会社メアリーココ |
会社説明/コンセプト | 縫製工場からスタートし、企画から生産、販売までを自社で行う直販メーカー 「妥協しない」がキーワード |
商品説明 | 上質なシルエット・着心地・素材を追求 上品さや素材の質が分かる商品ページ |
寸法表記 | 〇 |
試着 | 2着試着の場合:550円/3着試着の場合:825円 ※試着チケット購入で返送時の送料無料 |
実際に選んだ商品はこちら↓↓↓
03.MONOIR/モノワール
最後に選んだお店は、MONOIR/モノワールという通販サイトになります。
選んだ理由は、Googleの検索窓で「ブラックフォーマル 50代 女性」を探した際、広告で良く目にするので選んでみました。
ちょっと意地が悪いのですが、広告から見つけたお店ってどうなんだろう?と疑問になり、この機会に試してみようと…。
サイト自体はシンプルな作りなので商品が分かりやすいです。
別の2店舗と比べると、雰囲気は伝わりづらいので、若い子には見やすく、ミセス(50代~60代)には自分が着た時の想像がつきにくいかもしれません。
こなれたお値段なのは魅力的ですね。
運営会社 | 株式会社プラド |
会社説明/コンセプト | 上質な喪服をお値打ち(リーズナブル)な価格で提供 その時々の状況に合わせお気に入りの喪服を選べる |
商品説明 | 20代~60代まで幅広い女性に向けたデザインを展開 アイテム別、年齢別に選べる |
寸法表記 | 〇 |
試着 | — |
実際に選んだ商品はこちら↓↓↓
その他の通販サイト
今回は、母親の予算もあったので、ブラックフォーマル(喪服・礼服)のお値段が¥30,000台のサイトや商品を選びましたが、予算のお値段次第によっては百貨店に展開している会社が運営する通販サイトもあります。
また、若々しいミセス(50代~60代)の女性も増えてきていますよね。
そんな方にはおしゃれなブラックフォーマル(喪服・礼服)がおススメです。
年齢を感じないデザインや雰囲気のあるシルエットなど、マナーを守ったかっちりとしたタイプ以外にも選べると思います。
お店のみ、紹介したいと思います。
04.FORMAL MESSAGE/フォーマルメッセージ
この通販サイトは、百貨店や量販店にも売り場を持つ東京ソワールが運営するサイトになります。
なので、商品自体のクオリティはもちろん、お値段もお高めですが…。
店頭で展開しているブランドも選べるようです。
1着良いモノをお持ちになりたい女性におススメです。
05.kaene/カエン
このサイトは、お呼ばれドレスがメインなのですが、ブラックフォーマル(喪服・礼服)も展開をしているお店です。
なので、ワンピースのデザインがおしゃれなブラックスタイルです。
単品の販売なので、セットのスーツと比べると少しお高めですが、冠婚葬祭の着回しも可能なので、着用シーンで割り返すとお得かもしれません。
普段、おしゃれに興味のある50代~60代女性におススメです。
今回、母親の買い物を手伝いましたが、やはり年齢を重ねると「これでいいのかしら?」「恥ずかしくないのかしら?」という気持ちが強い様です。
そして、50代~60代の女性はまだまだ通販サイトで洋服を購入するのに慣れていない方が多いです。
実際に見てから買いたいという気持ちが強い為、今回ご紹介した、Lurco(ルルコ)やメアリーココの様に、試着のサービスがあるサイトだと購入しやすいと思います。
また、最近の女性には様々な立場があると思いますので、自分の立場に合わせたブラックフォーマル(喪服・礼服)を選ぶこ事をおススメします。
普段、決まっている上司風なのに、昔の喪服を着て会社関係の葬儀に参列では、お付き合いの目もあるので参列中は落ち着かない事も…。
親族の立場では、マナーを重んじる地域で軽いタイプのブラックスーツを着ていると、礼儀が無い様に見られがちです。
非日常着だから、ブラックフォーマル(喪服・礼服)選びは、心に余裕がある時に行う事もおススメです。
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