急な訃報に備え、ブラックフォーマル(喪服・礼服)を1着は用意しておくことが望ましいですが、様々な事情で用意できない場合もありますよね。
喪服を持っていなければ葬儀に参列が出来ないのでは?と焦ってしまいがちですが、対処法はあります。
また、フォーマルマナーを知っているのと知っていないのとでは、今回紹介する対処法もだらしなく見えてしまう可能性もあります。
ブラックフォーマルレディース(喪服・礼服)を購入する時にはもちろん、マナーやルールを知る必要はありますが、今回の様な喪服の代用を考える場合でも理解や把握は必要です。

喪服がない場合の対処を考える前に、女性が知っておいた方が良い葬儀に参列する際のフォーマルマナーを解説していきます。
フォーマルマナーには、「ウエアの種類」「コーディネート」「持ち物」と細かくルールがあります。
詳細や意味合いまでを理解・把握は大変ですが、最低限のマナーを把握することが参列時、失礼にあたらない為の配慮となります。

もちろん、ご存じかとは思いますが、お通夜や葬儀に喪服を着用し参列することがマナーだといわれています。
ブラックフォーマル(喪服・礼服)を着用することは、故人に対し哀倬のいを示し、ご遺族への弔意を示すなどの思いが込められています。

女性の参列時の喪服スタイルは、黒(ブラック)のワンピーススーツ(アンサンブル)やスーツ、ワンピース(長袖が好ましい)が一般的なマナーとなります。
スーツのボトムは、スカートでもパンツでもブラックフォーマル(喪服・礼服)として販売されている商品であればどちらでも問題がないとされています。
ワンピーススーツやワンピース、スカートを選ぶ際は、着座した際に膝が隠れる長さを選びましょう。
また、肌の露出を控えるというフォーマルマナーもありますので、胸元が大きく開いたり、袖丈、スカート丈が短いデザインは避けて下さい。

【参考写真の喪服】
◆左：nina’s/後ろスタンドノーカラーワンピーススーツはこちら >>
◆中央：LITHE MISH/サテン切替ノーカラーワンピーススーツはこちら >>
◆右：CARETTE/ノーカラーワンピーススーツはこちら >>

ブラックフォーマル(喪服・礼服)には、格式の違いを分けるために3種類に分けられています。
立場や式の格式に合わせ、着用する喪服の種類があるので、適切な装いを心がけるためにも各々の違いを把握しておいた方が良いですよね。

●正喪服 → もっとも格式の高い喪服を指します。喪主の立場や三親等までの遺族が着用することが望ましいとされています。
●準喪服 → 葬儀に参列する際に着用する一般的な喪服を指します。フォーマル専用の素材を使用したワンピーススーツ、スーツスタイルが望ましいとされています。
●略喪服 → お別れの会や偲ぶ会などの際に着用が可能な喪服の代替となるスーツを指します。一般的には、黒のビジネススーツやダークグレー、濃紺のレディーススーツが望ましいとされています。

女性の一般的な葬儀参列の装いは準喪服とされてます。
参列時の装いの指定が無い場合は、準喪服を選びましょう。
急にお通夜に参列することになった際に、喪服を用意出来ない場合は、略喪服で参列しても問題はありませんが、お葬式には準喪服で参列することをおすすめします。

【関連記事はこちら↓】
◆正喪服・準喪服・略喪服の違いについて(年齢で選ぶ？ブラックフォーマル(喪服・礼服)デザインの選び方①初めてのフォーマル(20代～30代)編) >>

葬儀参列の際、ブラックフォーマル(喪服・礼服)だけを用意すればよいものではありません。
喪服に合わせる小物には、故人への尊敬や偲ぶ気持ちを表す意味合いがあるため、最低限のコーディネートは覚えておいた方が良いでしょう。

コーディネートするアイテムとしては

●一連のパールのネックレス
●フォーマル専用の黒いバッグ
●黒のストッキング(30デニール程度)
●黒いパンプス(ヒールは5cm程度)
●袱紗・念珠

が、必要となります。

【参考写真の喪服】
◆左：LITHE MISH/大き目フォーマルバッグはこちら >>
◆右：LITHE MISH/オニキスのネックレス >>

葬儀参列時の装いとして、不適切(失礼)にあたるマナーの注意点がいくつか存在します。
故人への敬意やご遺族への不快感を与えない為にも、喪服の装いに対してのマナーは守りましょう。
女性がブラックフォーマル(喪服・礼服)を着用する際に、注意するべきマナーのポイントをまとめました。

• 普段着(カジュアル)に見える装い
• 光沢感のある素材、光るアクセサリー
• 殺生を連想させる革製や柄
• 華美なデザインや過度な露出

葬儀は日本人にとってとても厳粛な式典になります。
悲しみの場でもある為、故人やご遺族に対し、気持ちを装いで表すことは大切なことだとされています。

ここからは、急な訃報で、喪服を持っていない!!または、久しぶりの着用でサイズが合わないので着れない!!時の対処方法を紹介します。

ブラックフォーマル(喪服・礼服)は非日常着の為、様々な事情から用意出来ていない、管理が出来てない場合が多いです。
もちろん、喪服を1着用意しておくことは望ましいですが、なかなか購入するタイミングが分からずそのまま…という女性もたくさんいると思います。
そんな時に慌てないためにも、喪服を用意出来ない女性が葬儀に参列するための対処法になります。

ブラックフォーマル(喪服・礼服)を持っていない女性は、略喪服で代用する方法があります。
女性用の略喪服とは、

●スーツ
●ワンピーススーツ(アンサンブル)

のアイテムを指し、色味は

●黒(エニーカラー)
●濃紺
●ダークグレー

とされています。

※エニーカラーの黒とはビジネススーツや普段着に使用されている黒い生地のことを言います。

華美なデザインや装飾をさけ、落ち着きのあるデザインやカラーを選ぶことが重要です。
また、肌の露出が抑えられているかも大切なポイントです。
デザインやアイテム、シルエット等は、フォーマルマナーを順守して略礼装を選ぶとフォーマル度があがり、きちんと感のある装いに近づきます。

ブラックフォーマル(喪服・礼服)が無い場合の対処策として、友人や知人に連絡し、喪服を借りるという手もあります。
時間的に購入やレンタルが間に合わない場合は、身近な女性から借りて葬儀に参列することをおススメします。

知人や友人の女性から喪服を借りる場合は、自身に近い体型の女性から借りることが重要です。
サイズの合わないブラックフォーマル(喪服・礼服)を着用し、葬儀に参列すると周りの方への印象がだらしなく感じさせてしまいます。
せっかく、喪服を借りても逆効果になってしまう為、注意しましょう。

お手持ちのブラックフォーマル(喪服・礼服)が無く、お店に買いに行く時間もないという女性におすすめなのが、即日配達可能な通販サイトで購入するという方法です。
今は、フォーマルを専門に扱う通販サイトが多く展開されている為、お店同様のクオリティがあるブラックフォーマル(喪服・礼服)が簡単に手にはいります。
下記の選び方を知っておくだけで、自身に合った喪服が翌日に手元に届く可能性があります。

• 当日発送の注文の締め切り時間をチェック
• 試着サービスがあるかチェック
• お店の評価が良いかをチェック

通販サイトをネットで検索すると、フォーマル専門のお店がたくさん表示されると思います。
最初の方に出てきた通販サイトを安易に選ぶのではなく、当日発送可能な注文の締め切り時間がどこよりも遅いか?を確認すると時間に余裕も持て、じっくり考えてブラックフォーマル(喪服・礼服)を選べます。
お店によっては、土日祝日の配送を行わない通販サイトもありますので、必要なタイミングに間に合うかどうかを先にチェックすることをおすすめします。

フォーマル専門の通販サイトの大きな特徴として試着サービスというシステムがあります。
これは、お店で購入する際のフィッティングルームにて試着する行為と同様、商品を複数注文し、自宅にて試着が出来るサービスになります。
スーツタイプのブラックフォーマル(喪服・礼服)は、伸縮性のある普段着とは違うため、自身が思っているサイズ感と着用した時に違和感を感じることが多くあります。
その為、試着という行為は外せません。
また、急いで必要な際、デザインやサイズ違いで複数喪服を選び、気に入った喪服を着用し、参列出来る可能性があります。

普段の買い物もそうですが、慌てて通販サイトで商品を購入する際、失敗する可能性もありますよね。
また、アフターケアまで考えた商品選びや通販サイト選びも忘れがちです。
なので、急いでいるときこそお店の評価を確認することが後悔しないポイントです。

ここからは、喪服がなくても慌てない、当日発送の注文締め切り時間が遅い通販サイトを紹介します。
先に書いたチェックポイントも抑えたブラックフォーマル(喪服・礼服)を専門に扱うお店になります。