【2024】ブラックフォーマル(喪服・礼服)のパンツスーツはNG?準喪服のルール、マナーについて

みなさん、こんにちは。

今回は、今女性の定番スタイルといっても過言ではない、「パンツスーツ」がフォーマルな場で着用は可能なのか？について調べようと思います。
私も普段は動きやすさやスタイリングのしやすさから、「パンツ派」なのですが、セレモニーやお葬式などフォーマルな場ではスカートやワンピースを選んできました。
でも、たまに履くスカートほど落ち着かないものは無いですよね…。
また、20代であればワンピーススーツも着やすいのですが、30代、40代の女性とってはワンピーススーツのハードルが高い人も少なくありません。

ただ、母親から教えてもらったブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーの中に、衿の2枚重ねや2連のネックレスは不幸が重なると言われたタブーと同様に、パンツは先が2つに分かれているので縁起が悪いと言われた記憶がずっと残っています。
なので、自分自身今まで選んできたブラックフォーマル(喪服・礼服)は、ワンピーススーツだったのですが、最近では葬儀自体の規模の変化もありますが、パンツスーツを着ている参列者の方も多くいるようです。
時代の流れに合わせ、パンツスタイルへの理解の変化もあるのではないかと思いました。

①喪服のパンツスーツはマナー違反？
②立場によって選ぶアイテム・シルエット
③喪服のパンツスタイルのコーディネートマナー
④おススメ、喪服パンツスーツ
●ベーシックなパンツスーツ
●おしゃれなパンツスタイル
<特集>ユニセックスパンツスーツ

一般的に、ブラックフォーマル(喪服・礼服)には正喪服・準喪服・略喪服と3つに分かれていいます。
ブラックフォーマル(喪服・礼服)の種類についてはこちら >>

今まで言われてきたマナーに当てはめると、略喪服としてのパンツスーツの着用は可能ですね。
ただ、準喪服として葬儀やお通夜の参列に着用出来ないのか？が気になります。

少し前まで言われていた、女性のブラックフォーマル(喪服・礼服)での格式が高いアイテムは、

1.ワンピーススーツ(アンサンブルとも言われるもの)
2.スカートスーツ
3.パンツスーツ

の順番になります。
パンツスーツは一番フォーマル度が低いとされてきました。
動きやすさや寒い日の葬儀など、我慢をしてワンピースやスカートをはいて参列されていた方も多いはずです。
特に親族のお葬式では、アイテムや生地の色などマナーを強く意識した人からの目線が気になっていたと思います。

ブラックフォーマル(喪服・礼服)の歴史を調べていくと、日本の昔のお葬式では着物を着用する事が当たり前だとされていました。
今でも名残として、喪主の立場の女性や故人の近しい親族の方などが着物を着用されている場合もあります。
日本が着物から洋装へと変わり終える頃に、フォーマルな場でも着物からドレス、スーツなどの洋装へ変わりました。
その中で生まれたのが、着物と同等の格式を持つ正喪服としてワンピーススーツが提案されたそうです。
※ブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーはその時にワンピーススーツを提案した東京ソワールというフォーマルメーカーが定義付けを行ったそうです。

個人的な意見ではありますが、着物は着方も難しく、着た後も動きに制限があり大変ですよね。
当時もそうですが、時代の流れに合わせ、女性のスタイルも「おしゃれに」「着やすく」「動きやすい」ものに変化していきます。

なので、ブラックフォーマル(喪服・礼服)のスタイルも変化してくことは必然だと考えます。
その考えをベースに、パンツスーツを提案しているフォーマルメーカーや通販サイトが増えてきている事がブラックフォーマル(喪服・礼服)の変化を証明しています。

昔は、70歳以上の年配の方は足が悪いので、パンツスーツでの葬儀参列は良しとされていましたが、最近では、小さなお子さんがいたり、会場までが遠かったり、会社帰りのお通夜など、30代～40代女性でもそれぞれの立場、ライフスタイルが広がってきたので、パンツスタイルの方が効率が良い場合もありますよね。
多種多様になった女性の立場に合わせ、ブラックフォーマル(喪服・礼服)においてパンツスーツはアイテムの選択肢の一つになりつつあります。

そうは言っても、お葬式自体のマナーもあります。
パンツのデザインやシルエットによっては、カジュアルな雰囲気に見えてしまうので注意したいところです。

●喪主の立場での着用
葬儀の喪主の立場でのパンツスーツは控えた方が良いでしょう。
葬儀の代表者として、故人の代わりに参列者を迎える立場ですので、葬儀のマナーに従い着物か正喪服を選びましょう。

●華美なデザイン・シルエットのパンツ
いくらパンツが選択肢の一つになったといっても、故人を送る大切な式の場です。
極端に細い・太いシルエットや、過度なタックやフリルなどのデザイン性の強いパンツは避けた方が良いです。
故人に敬意を示す意味でも、エレガントさやきちんと感のあるブラックフォーマル(喪服・礼服)選びをおススメします。

お祝い事の席よりも、さらに気遣いが必要なのが悲しみの席の場(お葬式・お通夜・お別れ会)の装いです。
“弔事の装いは慶事よりも慎重に”を心がけておくことが大切です。

ここまでも書いてきましたが、パンツスーツ自体がNGでは無く、参列する立場に相応しいかどうかを考える事が重要です。
例えば、家族葬や小さなお葬式で参列者も限られた式の場合、故人を送る事を優先とするのでパンツスタイルでも大丈夫な場合もあります。
故人との関係を重視し、最後に自分らしく見送る事も素敵な事だと思います。
通常の葬儀の形式であれば、家族の立場だったり、会社関係であればブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーを守ってワンピーススーツの着用を検討することをおススメします。
喪服にパンツスーツ、ワンピーススーツを選ぶにしても気を付けないといけない事は、コーディネートのマナーです。

では、パンツスタイルの場合のブラックフォーマル(喪服・礼服)のコーディネートマナーはあるのでしょうか？

パンツスタイルのコーディネートマナーは、基本的にはブラックフォーマル(喪服・礼服)のワンピーススーツと同じです。
パンツスーツだからと言って、特別なルールはありませんが、一番見落としがちなのはストッキングの色です。
足が隠れるからと言って、ヌードのストッキングを選んでいませんか？
ブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーとしてはワンピーススーツ同様、黒のストッキングを履く事とされています。
忘れがちなマナーなので、要注意ですよね。

【コーディネートマナー】
・1連のパールネックレス
・喪バッグ(フォーマル専用)
・黒のストッキング
・低めのパンプス(5cm以下が目安)

パンツスーツというと、レディースのビジネススーツタイプなら想像がつきやすと思いますが、ブラックフォーマル(喪服・礼服)のパンツスーツはどんなタイプがあるのでしょうか。
また、ワンピーススーツとは違い、スカートやパンツスーツだとブラウスやインナーの合わせも悩みます。

今回は、着るだけで完成するきちんと感のある『ベーシックなパンツスーツ』と着回しや汎用性のある『おしゃれなパンツスーツ』を集めてみました。
女性の立場やライフスタイルに合わせて、ブラックフォーマル(喪服・礼服)のパンツスタイルを選ぶ参考になれば嬉しいです。

『ベーシックなパンツスタイル』の定義としては、

・ブラックフォーマル専用素材を使用
・適度なサイズ感(ビジネススーツの様な)
・シックなデザイン

になります。
ブラックフォーマル(喪服・礼服)としてワンピーススーツと並んでもそん色のないきちんと感のあるパンツスーツを比較してみました。
特にポイントなのが、コーディネートに悩まない、フォーマル特有のセットスーツを選びました。
急な入用でも着るだけで様になるブラックフォーマル(喪服・礼服)のパンツスーツです。

最近の30代、40代女性の考え方の中に、着回しという選択肢が増えてきました。
それは、昨今の家庭のお財布事情が厳しい事やお金を使う場所(モノ・事)の比重など原因から当然だと思います。
実際、洋服を販売する側もお手持ちのアイテムと合わせてなどの接客が行われます。

ブラックフォーマル(喪服・礼服)にも、フォーマル内での着回しや各アイテムの着回しなどが出来るデザインが増えています。
ポイントとしては、

・トレンドのシルエット
・シックなデザイン
・ブラックフォーマル専用素材

ですよね。
あまり、デザイン性の強いブラックフォーマル(喪服・礼服)だと、コーディネートでの印象チェンジや着回しに使いづらいなどがありますので、要注意です。
では、上記のポイントにおしゃれなブラックフォーマル(喪服・礼服)のパンツスーツを紹介します。

30代、40代女性のブラックフォーマル(喪服・礼服)のパンツスーツを探している時に、現代の考え方に合ったブラックフォーマル(喪服・礼服)を見つけたので紹介したいと思います。
昨今言われている、ジェンダーレスの流れに合わせ、カジュアルブランドではよく見かけるユニセックス商品。

学校の制服にも、ジェンダーレス対応を始めるところも出てきましたが、制服を始め、フォーマルシーンにも男女の個性を残した服装が根強く残っています。
男性はスーツ(パンツ)、女性はドレス(ワンピース・スカート)など、アイテムで性を表すことが常識とされてきました。
しかし、現代では多種多様が認められ、区別や差別の境界線を無くす動きや景気の悪化もあり兼用という考え方も増えてきています。

ブラックフォーマル(喪服・礼服)のユニセックスデザインはとても気になります。
どういったデザインなのでしょうか？

紹介するブラックフォーマル(喪服・礼服)は、Lurco(ルルコ)のFormaless Black®シリーズの中で展開されているUNISEX black style by Lurcoになります。
デザインのイメージは、メンズライクがベースになっていて、サイズ感や仕様がゆとりがあり、ゴム仕様なので男女ともに着れる様になっています。
使われている生地がフォーマル専用の濃染加工素材なので、ブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーの基準でもある、黒の色味は安心出来そうです。
窮屈感の無いデザインが、現代のスタイルに合ったおしゃれなパンツスーツです。

Lurco(ルルコ)のFormaless Balck®特集はこちら >>

◆Lurcoのユニセックス商品とは？

Ageless、Genderless(Gender neutral)、Formaless
年齢、性別の境界線を取り去る
「男性らしいデザイン」「女性らしいデザイン」「年相応」

「らしさ」の象徴であるデザインやシルエット、サイズ感の境界線を取り去ったユニセックスフォーマル。
大切な瞬間に「想い」と「価値観」を大事に「自分らしく居られる」装いを。
手にした「アナタ」が着用シーンを決めるブラックスタイル。

-Lurco(ルルコ)より引用-

普段の洋服にもトレンド(歴史)がある様に、ブラックフォーマル(喪服・礼服)にも歴史があり、それはその時代を生きる「ヒト」の価値観に合わせて変わっていく事は自然なことだと感じました。
もちろん、お葬式に参列する際は、故人に敬意を表す事は大切だと思いますが、故人との最後のお別れの瞬間はいつもの「自分」でいたいものです。
また、無理をしてブラックフォーマル(喪服・礼服)のマナーを守るよりも、心からお別れをする方がきっと故人も嬉しいと思います。
冒頭に書いた、2連のパールネックレスやパンツスーツも縁起を気にした言い伝えではありますが、「今」を生きる私たちにとって、違う解釈での葬儀参列は必要なのかもしれません。